出会いを大切に ~ちょっとしたきっかけで人生が変わった~

【世界一周のきっかけ】

世界を旅した経験のある後輩が
『一緒に海外行きませんか?』
と誘ってくれた。

迷わずオッケーした。

 

ここから始まった。

これが僕の世界一周のきっかけでした。

忘れられない出会いがあったからです。

 

2人で話した結果
ネパールに行くことになった。

僕は有名な観光地より
貧しい国になぜか行ってみたかった。

世界一のヒマラヤ山脈にも
行ってみたかった。

 

彼もちょっと変わった国に
行きたいということで
ネパールに決まった。

 

【初めてのネパール】
ドキドキした。
ワクワクした。
子どもに戻った気持ちだった。

 

カトマンズ空港は
赤いレンガでできていて
デザインも大きさも日本とは
全く違っていた。

空港で働く人ものんびりしていて
仕事中なのに遊んでる人もいた。
働き方もずいぶん違うんだなと思ったのを覚えています。

 

空港の外にはたくさんのタクシー。
ほとんど軽自動車で
見たことないほどボロボロでした。

客引きがひどく
通常の何倍もの値段で
誘ってくる。

ポカラに行くツアーも
最初の契約とどんどん変わっていくし
そのめちゃくちゃ加減に
2人で爆笑していたのを覚えている。

 

【日本とかけ離れた環境】
空気は排気ガスで本当に汚れていた。
目で見てわかるくらい。

タクシーで街の中心地に向かう。

おそらく日本で20年前とかに使われてた
中古の中古の中古みたいなタクシー。


座席は直角でカッチカチ。
油と汚れがひどく狭かった。
他のタクシーも同じ感じだった。

そういうのがなぜかたまらなく
面白くて興奮した。
2人でゲラゲラ笑った。

 

道路も舗装なんかされてないし
ガタガタでいたるところに
水溜まりができている。

通りすがりに牛が視界に入ってくる。
日本じゃありえない。

 

交通渋滞がひどくクラクションの音が
いつも響き渡っていた。

貧しいのは誰がみてもわかるけど
活気はありエネルギーを感じた。

 

トイレも引くほど汚れてて
受け付けないレベルだった。

水は絶対危険。
かなり警戒してネパール最終日まで
なんとか元気に満喫できた。

 

ところが油断した最終日。
激辛モモを食べた。
これは問題ない。
辛かったからジュースの
氷をボリボリ噛み砕いた。

これが失敗。


帰国と同時にオニの腹痛。
5日間ほどえらいことになった。

経験したことのない症状だったので
医者で検査してもらう。

診断結果は『O-156』

微妙にかすってるが違う。


せめて流行りのO-157であってほしかった。

生徒や先生に聞かれたとき
説明した時の反応がまた胃を刺激した。
長期的に僕を苦しめた。

 

それくらい水も空気も日本とは違っていた。

大変な目にあったけど
不思議と全然嫌じゃなかったし
とても楽しい思い出です。


【忘れられない出会い】
ネパールで僕は忘れられない出会いがあった。

信号待ちのわずかな時間だった。

タクシーが信号待ちの間
窓からストリートチルドレン
お金を求めてくる。

 

その何度目か。

4~5歳の小さな女の子。

窓から声をかけてきた。

『Help me .Help me.Give me money.』

ここまでは今までと同じでした。

 

ところがその子の顔は

顔が半分溶け
髪の毛が頭半分なかった。
耳も形が無くなりかけていた。

思い出すだけで涙が出そうになる。

 

お金はあげなかった。
アメとボールペンを渡すのが精一杯。

『NO!NO!Give me money!!』

信号が変わり窓にしがみつく女の子を
置いて走り出した。

胸が押し潰される気持ちだった。

 

その後
友達からの話を聞いてさらに胸をえぐられた。

『あれは親がやっている』

我が子の顔を火で焼く。
ぐちゃぐちゃになった顔。
お金を持っている旅行者は
『かわいそうだ』
とお金を渡す。

 

だから、貧しい国では
子どもにお金を稼ぐために
子どもの腕を切断したり
目を潰したりすることがあると
教えてくれた。

 

もちろんその旅は楽しかったが
その女の子との出会いは
頭から離れなかった。

今でも忘れられないネパールの光景。

自分の生きてきた人生の見つめ方が
その時の僕には追いつかなかった。

だからかもしれない。

知らない世界をもっと知りたくなった。


【出会いが人生を変える】
その時の衝撃が今も僕を突き動かす
原動力の一つ。

あの女の子との信号待ちの
わずかな出会い。

10年近く経つが今でも僕を
動かしている。

 

そして後輩が海外に一緒に行こうと誘ってくれた。彼との同じ部活での出会い。

そのおかげて行くことができたネパール。

再びそこに戻ってきた。

 

書き終わるタイミングで
着陸が始まった。

泣けてきそうだが

ぐっと我慢。

 

これから始める
ネパールの子どもたちへのスポーツ指導。

子どもたちに絶対に
最高の思い出をプレゼントしたい。


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